2024年3月13日11時1分、東京のベンチャー企業「スペースワン」が開発した小型ロケット「カイロス」の初号機は、和歌山県から打ち上げられ5秒後に爆発しました。
成功すれば、民間企業単独の打ち上げとしては国内で初めてとなりましたので、残念ですね。
では、過去、ロケットの爆発はどのようなものがあったのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
過去のロケット爆発についてまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
過去のロケット爆発事故は何がある?
過去のロケット爆発事故はどのようなものがあるのでしょうか。
スペースワンのロケット「カイロス」(2024年和歌山県)
まずは今回の「カイロス初号機」です。
民間企業スペースワンが開発した小型ロケットの初号機が13日11時1分、和歌山県串本町にあるロケット発射場から打ち上げられました。
情報収集の実証研究を行う政府の小型衛星を搭載しており、軌道への投入が成功すれば民間単独としては国内で初めてのことということで、とても注目されていました。
しかし直後に何らかのトラブルが発生し、機体に備えた装置が作動し、ロケットが爆発して打ち上げは失敗。
「カイロス」には飛行の経路や内部の機器などの異常を検知した場合、自ら機体を破壊する機能が備わっていたということです。
今回はこの装置が作動して飛行を中断するという措置がとられたということですね。
今回は本当に残念だったね
原因究明後の次回に期待ですね
「イプシロンSロケット」(2023年秋田県)
そして「イプシロンSロケット」。こちらも記憶に新しいですね。
2023年7月14日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発中の新型固体「イプシロンSロケット」の第2段モーターの燃焼試験中に爆発が発生しました。
能代ロケット実験場(秋田県能代市)でのことです。
同試験は117秒間の燃焼予定で、午前9時に点火。 しかし、燃焼圧力が予測より高くなり、点火から約57秒後にモーターが爆発して全損したということです。
ロケット開発の目的には、打ち上げ能力向上やコスト低減、新技術の採用のほか、技術の継承などもあったということです。
成功すれば素晴らしいけど、なかなかうまくはいかないものだね
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とは
「JAXA」と書いて「ジャクサ」と発音します。
JAXAは、日本の宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency)の略称です。
JAXAは、日本の宇宙開発、宇宙科学、衛星技術、国際宇宙協力などの分野で活動しています。
2003年に設立され、日本国内外で宇宙探査や宇宙開発に関するさまざまなプロジェクトを実施しています。
これには、国際宇宙ステーション(ISS)への貢献や、宇宙探査機の打ち上げ、地球観測衛星の運用、宇宙科学の研究などが含まれます。
「H3ロケット」(2023年鹿児島県)
「H3ロケット」こちらも記憶に新しいのではないでしょうか。
2023年3月7日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)開発の「H3」の試験1号機が、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。
しかし、数分後に第2段エンジンが着火しなかったため、指令破壊の措置が取られ、爆発しました。
「H3」は全長57メートル。日本が30年ぶりに開発している大型ロケットで、商業衛星や政府衛星を地球周回軌道に送り込む予定でした。
搭載していた地球観測衛星「ALOS-3(だいち3号)」を軌道に投入することができれば、北朝鮮のミサイル発射を検知することが可能だったということです。
ミサイル検知は心強いね!
打撃は大きいけれど、原因究明をしてリトライしてほしいですね
まとめ
過去のロケット爆発事故は何があるのかまとめてみました。
✅2024年3月13日スペースワンのロケット「カイロス」(和歌山県)
✅2023年7月14日宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「イプシロンSロケット」(秋田県)
✅2023年3月7日宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「H3」(鹿児島県)
最近は民間企業も参入し、宇宙開発事業が活気づいています。
今後の動向にも目が離せませんね!