ブルーインパルスは日本のエアショーを代表する航空自衛隊の展示飛行を行うチームです。
航空祭や国民的な行事で、華麗なアクロバット飛行を見られた方も多々いらっしゃるのではないでしょうか。
ブルーインパルスのパイロットと言えば、航空自衛隊の内でも難関。
さて、そのブルーインパルスには女性パイロットはいるのでしょうか?
まとめてみましたので、ご覧ください。
ブルーインパルスに女性パイロットはいるの?
ブルーインパルスにのパイロットに女性パイロットはいるのでしょうか。
じつは過去から現在まで、ブルーインパルスのパイロットに女性はいません。
ブルーインパルスが結成されたのは1960年の8月ですから、63年以上、男性パイロットのみで展示飛行を行ってきたんですね。
確かに、パイロットといえば、男性を思い浮かべるよね。
今でこそ女性のバスの運転手やタクシードライバーも見かけるようになったけれど、こちらも以前はほとんど男性でしたね。
女性はブルーインパルスのパイロットになれない?
女性はブルーインパルスのパイロットになれないのでしょうか。
ブルーインパルスが結成してから現在に至るまで、女性が一人もいないとなると、きまりなどで女性がブルーインパルスのパイロットになれないのではないかと推測することもできますね。
確認したところ、確かに、かつては自衛隊で女性自衛官が危険かつ身体に負担の大きな仕事に就くことができませんでした。
母体保護法により、母体となりうる女性の体の安全を考えて制限がかかっていたわけです。
✅母体保護法
種類:医事法
所管:厚生労働省
ヘリコプターや輸送機、航空機のパイロットならば女性でもなれたのですが、戦闘機は相当体に負担がかかる乗り物ですから、女性は乗ることができなかったのです。
しかし2015年11月、防衛省はそれまで男性に限られていた戦闘機パイロットの職種を女性にも開放する方針を決めました。(参考:防衛省「女性職員の活躍推進のための取組について」)
この改正により、これからは女性も戦闘機のパイロットになることができるようになりました。
同様にブルーインパルスのパイロットとなるチャンスもできたわけですね。
女性初のブルーインパルスのパイロットももうすぐ見られるかもしれませんね!
女性初!戦闘機パイロットを紹介!
ブルーインパルスのパイロットとなるにはまず、自衛隊の戦闘機のパイロットとならなければなりません。
では女性の戦闘機パイロットはいるのでしょうか。
じつは現在日本でただ1人います。
伊藤 美紗(いとう みさ)さんです。
✅プロフィール
・名前:伊藤 美紗(いとう みさ)
旧姓は松島。2021年12月に結婚を発表。
・生年:1991年
・階級:1等空尉(2024年3月現在)
伊藤美沙(当時は松島美沙)さんは、2015年(平成27年)11月に航空自衛隊が戦闘機パイロットへの女性の配置制限を撤廃すると、戦闘機操縦課程を志し、その女性第1期生に選ばれました。
女性でやり遂げたということをまず称賛したいね。すごい!
彼女に憧れて戦闘機パイロットを目指す女性も出てきそうですね。
戦闘機は航空機と違って高度も高く、速度もマッハの世界です。
最大速度で計算した場合、旅客機で1時間半かかる距離も、戦闘機(F-15)であれば17分で着いてしまいます。
身体に過酷な負担を与えるのが垣間見れる情報ですね。
まとめ
今現在ブルーインパルスのパイロットに女性はいません。
しかし現在、女性の戦闘機パイロットは一名います。
1等空尉の伊藤美紗(旧姓松島)さんです。
2015年11月の改正以降、女性も戦闘機のパイロットになることができるようになりました。
もしかしたら遠くない未来に、ブルーインパルスの初の女性パイロットが誕生するかもしれませんね。