燻製に使うスモーカーは、買うこともできますが、自作することもできます。
燻製にチャレンジしたいけど、用具を買い揃えるのは躊躇してしまうという方のために、お金のかからない簡易スモーカーの作り方を紹介します。
燻製に興味がある方は、まず、簡易スモーカーでお試し燻製をしてみてはいかがでしょう。
一度試してみて、燻製をまたやりたい!と思えば、スモーカーを購入するのもいいですし、自分の好みのスモーカーを自作するのもありです。
用意するもの
- ダンボール箱 … 1個
- 木の枝 … 数本
ダンボール箱は、スーパーでもらいました。木の枝は、庭で拾いました。どちらも無料です。
木の枝は、割り箸でも問題ないです。
作成手順(動画)
作成手順を順番に説明していきますが、読むのが面倒という方のために1分30秒程度の動画に纏めました。こちらも参考にしてください。
簡易スモーカー作りの手順
1.ダンボール箱に木の枝を貫通させる
ダンボールの外側からに木の枝を刺して、反対側の壁まで貫通させます。向かい合う2つの壁で木の枝を支持するようにします。
この木の枝は、燻製する素材を吊るす棒となるため、ダンボールの上のほうに取り付けます。
燻製する食材の量によって、木の枝の量は調整しましょう。燻製する食材が少なければ、木の枝は1本でもいいです。
画像の例では、上下2段となるように2本ずつの木の枝をダンボール箱に貫通させています。
木の先端が尖っていれば比較的容易にダンボールに木の枝を貫通させることができますが、先端が尖ってなく、木の枝を貫通させにくい場合もあります。
この場合、事前に木の枝を貫通させる位置にボールペンなどを刺して孔をあけておきましょう。
2.ダンボール箱に取り付けた木の枝と垂直に交わるように更に木の枝を配置
取り付けた木の枝と垂直に交わるように木の枝を更に取り付けます。木の枝は、ダンボールの背面の壁に貫通させます。
ダンボール箱を閉じれなくなると困るので、前面の壁には木の枝が貫通しないようにします。
これで木の枝は格子状に配置されることになります。木の枝を格子状に配置することで、木の枝の上にチーズなどを載せることができます。
木の枝に直接食材が触れるのが嫌であれば、ガーゼなどを敷きましょう。
3.扉部分をガムテープでとめる
ダンボール箱の開閉可能な部分は、扉として使用します。扉部分にガムテープを貼り付けて、開閉可能とします。
簡易スモーカーはこれで完成になります。
簡易スモーカーの使い方
ダンボール箱の中にチップを載せる皿を入れます。この皿の上にスモークウッドを載せて、スモークウッドに火をつけることで、燻製を行います。
ダンボール箱が燃えるため、熱源を入れるのはやめましょう。また、スモークウッドでも熱は発生するため、燻製中に目を離すのはやめましょう。
今回作った簡易スモーカーは、上の画像のようにスモークウッドの熱で燃えました…少し目を離した隙に。
細長い形状のダンボールだと、スモークウッドとダンボール箱の壁との距離が近くなってしまうため、細長いダンボール箱は使用しないほうがいいかもしれません。