U-23アジアカップで大活躍した小久保玲央ブライアン選手。
その活躍から、A代表(フル代表)によぶべきといった声が挙がっています。成績がよければ、A代表によぶべきだと思います。小久保玲央ブライアン選手の成績は、どうなのでしょうか。
U-23アジアカップの決勝では、ファンが選ぶPlayer of the MatchやMOM(マン・オブ・ザマッチ)に選出されている小久保玲央ブライアン選手。
代表での活躍は周知だと思うので、2023-24シーズンのクラブでの実績を紹介したいと思います。
小久保玲央ブライアンはベンフィカに在籍
小久保玲央ブライアン選手の所属クラブはベンフィカです。
ベンフィカは、スポルティング、ポルトとともにポルトガルのビッグ3を構成している強豪クラブです。
氏名 | 小久保玲央ブライアン(こくぼれおブライアン) |
所属チーム | SLベンフィカ |
生年月日 | 2001年1月23日(23歳) |
出身地 | 千葉県 |
ベンフィカでの成績は?
ベンフィカでの成績はどうでしょうか。
要約
・ベンフィカのトップチームでは、リーグは全試合ベンチ外となっています。
・ベンフィカでは、熾烈なポジション争いが繰り広げられており、小久保玲央ブライアン選手は、4番手以降のGKとなっています。正直、クラブでの状況は、あまり良いとはいえません。
小久保玲央ブライアン選手のベンフィカでの成績は、残念ながら、2024-24シーズンの全試合でベンチ外となっています。
正確には、リーグは全試合ベンチ外で、CLを含むカップ戦ではベンチ入りしていることもあります。
通常、ベンチには3人のGK(ゴールキーパー)が入るため、小久保玲央ブライアン選手はベンフィカで4番手以降のGKとなっています。
ベンフィカの正守護神は、ウクライナ代表のアナトリー・トルビン選手です。この選手は、22歳で小久保玲央ブライアン選手より年下です。
2番手のGKは、サムエウ・ソアレス選手です。サムエウ・ソアレス選手は、ポルトガルの年代別代表に選出されてきた実力者です。A代表にも選出されたことがあります。
3番手のGKは、アンドレ・ゴメス選手です。アンドレ・ゴメス選手は、ポルトガルの年代別代表に選出されています。
このように、ベンフィカでは、熾烈なポジション争いが繰り広げられています。
現状、小久保玲央ブライアン選手は、このポジション争いに割って入ることができていません。
ベンフィカBでの成績は?
ベンフィカBでの成績はどうでしょうか。
要約
・ベンフィカのリザーブチームであるベンフィカBでは出場機会を得ています。
上記したように、小久保玲央ブライアン選手は、ベンフィカのトップチームではベンチ外となっています。では、どこでプレーしているかというと、ベンフィカのリザーブチームであるベンフィカBになります。ベンフィカBでの成績はどうでしょうか。
ベンチ入り | スタメン出場 | 途中出場 | ベンチ | 出場停止 |
16試合 | 16試合 | 0試合 | 0試合 | 1試合 |
となっています。このように、ベンフィカBではスタメンで出場しています。
次に、出場した試合のスタッツを見ていきましょう。
出場試合数 | イエローカード | レッドカード | 失点 | 完封 |
16試合 | 3枚 | 1枚 | 19点 | 3試合 |
1試合の平均失点数が1.19となっています。
1試合あたり、1失点しかしないと考えれば、十分ともいえますし、ベンフィカBがポルトガルの2部リーグ所属であることを考えると、もっと突出した数字がほしいともいえます。
失点は、GKの責任だけではないので、難しいところですが。
A代表(フル代表)によぶべき?
小久保玲央ブライアン選手をA代表によぶべきでしょうか。
「所属クラブで出場できていない選手は代表にはよばない」というのは、よく言われることです。
やはり、試合に出場していないと、試合勘が鈍りますし、クラブで評価されていない何かしらの理由があるからです。
小久保玲央ブライアン選手の場合はどうでしょうか。
リザーブチームでは試合に出場しているため、試合に出ていると捉えることもできますし、トップチームでは出場していないため、レベルの高い環境での試合はできていないともいえます。
元アルゼンチン代表GKのロメロ選手のように、クラブでの出場機会は少なくても、代表では正守護神を務めている場合もあるので、招集するかしないかは、代表監督の好みになってきそうですね。
まとめ
ベンフィカは、日本人GKの所属しているクラブでいえば、最も強豪だと思います。
しかし、小久保玲央ブライアン選手は、ベンフィカのトップチームで出場機会を得ているわけではないため、A代表によぶべきかどうかは難しいところだと思います。
鈴木彩艶選手よりは、安定感がありそうなので、待望論がでるのもわかりますが…
移籍してでも出場機会を得られるように頑張ってほしいですね!