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木酢液(もどき)作り

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木酢液とは、木材を炭にするときに生じる煙を液化したものです。木酢液には、水分と木材の有機成分が含まれています。
木酢液は、薄めて植物に散布することで、虫対策になるようです。
庭に植えている林檎の木にアブラムシや芋虫が蔓延っており、農薬を使うのが嫌だったため、木酢液作りに挑戦してみました。
木酢液を作るには、木材を炭にする必要があります。しかし、少量ならともかく、大量の炭を個人で作るのは難易度が非常に高いです。
今回は、木材を炭にするのではなく、木材を燃焼させたときの煙を用いて木酢液を作りました。「もどき」なのはこれが理由です。もどきなので、通常の木酢液と同様の効果が得られるかはわかりません…まねをする際はこの点を理解していただいた上でまねをしてください。

木酢液(もどき)作りの解説動画

木酢液(もどき)作りの手順を順番に説明していきますが、読むのが面倒という方のために1分程度の動画に纏めました。こちらも参考にしてください。

木酢液作りに使用する装置

木酢液作り装置

木酢液(もどき)作りに用いる装置は、上の画像のようの木材を燃焼させる部分と、煙を回収して冷却する部分に分かれています。
1.木材を燃焼させる部分
ホームセンターなどで売っている焼却炉を利用しています。木材の燃焼によって排出される煙を集約できるように、煙突があるものが好ましいです。
2.バケツ
ステンレス製のバケツを利用しています。木酢液は、酸性の液体らしいので、酸で変質しにくい金属製のバケツを用いました。
3.煙突
焼却炉で発生した煙をバケツに誘導するために使っています。ホームセンターに売っています。
4.ダクト
焼却炉の煙突とバケツに差し込まれた煙突はアルミフレキシブルダクト(名称違うかも…)で繋いでいます。伸縮、折り曲げができるパイプです。ホームセンターに売っています。バケツに煙突を差し込まずに、アルミフレキシブルダクトを直接差し込んでもOKです。要は、焼却炉で発生した煙をバケツに誘導できればOKと考えましょう。
5.ポリバケツ
煙を入れるステンレス製のバケツは、ポリバケツに入っています。ポリバケツには水が張ってあり、この水でステンレス製のバケツを冷却することで、煙の冷却を促進させています。なくてもなんとかなりますが、あるほうが好ましいです。
6.煙漏れを防止する部分
煙突とダクトの継ぎ目は、アルミホイルで覆っています。また、バケツの開口をアルミホイルで覆うことで天井としています。継ぎ目部分については、アルミホイルで覆わなくてもなんとかなりますが、バケツの天井は必ず作ったほうがいいです。煙が液体になる前にバケツから逃げてしまいます。

木酢液(もどき)作りの手順

木酢液作り

1.木材を燃やして木酢液を抽出
基本的には、焼却炉で木材を燃やすのみです。自分が木酢液を作ったときは、庭に生えてた雑草処理を兼ねて、雑草も燃やしてしまいました…雑草も一緒に燃やすことで、どのような影響があるかはわかりません。
もどきなので、細かいことは気にしない!木材を燃やすことで、ステンレス製のバケツの中には木酢液が溜まっていくことになります。

作った木酢液

2.木酢液から不純物を除去する
金属製のバケツに溜まった木酢液は、ガラス瓶などの容器に移します。酸性なので、ペットボトル等の酸に弱い容器は使用しないほうがいいと思います。
木材から抽出した段階の木酢液は、不純物を含んでいます。
容器に入れて、3ヶ月ほど放置すると、不純物と木酢液とが分離し、不純物が除去された木酢液を入手することができます。
本来であれば、不純物と木酢液とが層状に分離するのですが、もどきのせいか1年近く放置しても分離しませんでした!
効果があるかどうかは、実際に試してみたいと思います。

木酢液の使い方

木酢液は、水に薄めて使います。木酢液の量の300倍~500倍の水で薄めて使いましょう。
トップの画像のように、100円均一などで購入できる霧吹きで植物に吹きかけて使用しましょう。
使ってみると、炭の様な香りがするので、この香りで虫を予防できるのかもしれません。
もどきで効果があるかどうかは、実際に使って試してみたいと思います。

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