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ジュズカケバトが話題!単為生殖って何?人間でも起こるの?生まれた雛の寿命は?

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青空に若葉

ジュズカケバトが単体で雛を産んだことが話題になっています。今回の事例のように、本来であれば受精しなければ増殖できない生物が受精せずに個体を増殖させることを単為生殖というようです。この単為生殖ついて調べてみました。

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ジュズカケバトが単為生殖

話題となったツイート(ポスト)は以下のものです。ジュズカケバトが単体で雛を産んだとのことです。

ジュズカケバトとは

ジュズカケバトは、ハト目ハト科の鳥で、学名は「Streptopelia risoria」です。中央アフリカ原産のバライロシラコバトが原種とされています。体長は25から30センチメートルで、淡い灰褐色をしています。後頸部には半月状の黒輪があり、風切羽は黒褐色、嘴は暗褐色です。

性格は温厚で大人しく、しっかりとお世話をすれば懐かせることができます。飼うときには、運動不足やストレスを感じさせないように、大きなケージを用意するなどの配慮が必要なようです。

ジュズカケバトの価格相場は10000円から15000円ほどのようです。調べてみると、5000円未満の値段で購入できる場所もあるようです。懐いてもらうには、ヒナから育てたほうがいいと思います。

ジュズカケバトは、有性生殖によって増殖します。

有性生殖と無性生殖

中学生の理科で学習したと思いますが、生物の増殖方法には、有性生殖無性生殖があります。

有性生殖は、雌の卵子と雄の精子の結合による生殖です。つまり、雌と雄の2つの個体がなければ増殖することはできません。例えば、人間は、有性生殖ですね。

無性生殖は、1つの個体が単体で増殖する生殖です。つまり、自分とまったく同一個体のクローンを作り出します。ミカヅキモなどの単細胞生物は無性生殖です。

つまり、無性生殖であれば、受精せずに個体を増殖させることができます。

ジュズカケバトは有性生殖で増殖する

ジュズカケバトは、有性生殖で増殖します。このため、通常は、1匹で増殖することはできません。

我々が普段食べている卵は、ニワトリの無精卵が多いです。ニワトリ以外の鳥類の多くも、無精卵を産みます。我が家で飼育している文鳥も、無精卵を産んだことがありました。しかし、無精卵は、通常、孵化することはありません。

今回は、この無精卵(のはず)の卵が孵化したので話題になっています。

単為生殖とは。人間でも起こるの?生まれた雛の寿命は?

卵が孵化した理由は、単為生殖と推測されます。単為生殖は人間でも起こるかというと、人間では起こりません。また、単為生殖で生まれた雛の寿命は短いと予想されます。

単為生殖(Parthenogenesis)は、生物が生殖細胞の融合なしに自らを複製する生殖形式です。単為生殖では、受精が必要ありません。分類としては、有性生殖の一形態に含まれるようです。

単為生殖は、無脊椎動物や一部の植物によく見られます。ジュズカケバト(鳥類)のような、脊椎動物が単為生殖をするのは珍しいようです。なお、哺乳類は、単為生殖をしないようです。このため、人間が単為生殖をすることはありません。

単為生殖によって生まれた個体は母親と遺伝子的に同一となりますが、親と全く同じ個体ではない(クローンではない)ようです。

多くの場合、単為生殖で生まれた個体は、短命のようです…

まとめると

・単為生殖は、雌の個体1つで増殖できる
・人間が単為生殖することはない
・単為生殖で生まれた個体は短命なことが多い

まとめ

単為生殖は、有性生殖の一形態のようです。鳥類のような脊椎動物が単為生殖で増殖することは珍しく、今回は非常にレアケースのようです。

哺乳類は、単為生殖で増殖することはないため、我々が急に単為生殖で子どもを産むということはないようです!

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