2025年1月4日21時より、テレビ朝日系で松平健さん主演の『暴れん坊将軍』最新スペシャル「新・暴れん坊将軍」が放送されることが正式に発表されました。
『暴れん坊将軍』は、1978年から放送を開始し、2002年までのレギュラーシリーズ全12作、2003年から2008年のスペシャル版を含めて合計15作が制作された日本の人気時代劇。
主演の松平健さんが演じる徳川吉宗が、普段は市井に紛れつつ、悪を討つ「勧善懲悪」の王道ドラマがたくさんの視聴者を魅了してきました。
本記事では、歴代の『暴れん坊将軍』すべて、シリーズごとのキャストや御庭番の設定、オープニングの演出、さらには監督や脚本家の違いに注目し、長年愛されてきた理由と進化を振り返っていきます。
Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」をご存じですか?
マンガ、小説、ビジネス書、雑誌など500万冊から、好きな本を何冊でも読めてダウンロードも可能です。
最初の3か月間を無料で利用できるキャンペーンを実施中!
ぜひチェックしてみてくださいね。
\\\ Amazonを見てみる ///
1.暴れん坊将軍シリーズの主なレギュラーキャスト・監督・脚本家まとめ
暴れん坊将軍シリーズの主なレギュラーキャスト・監督・脚本家などの違いについてまとめていきます。
シリーズ | 放送期間 | 主演 | 主なレギュラーキャスト | 主な監督 | 主な脚本家 |
---|---|---|---|---|---|
第1シリーズ | 1978年1月 – 1982年5月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、春川ますみ(おさい)、横内正(大岡忠相)、有島一郎(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 津田幸於、和久田正明 |
第2シリーズ | 1983年3月 – 1987年3月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、春川ますみ(おさい)、横内正(大岡忠相)、有島一郎(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 津田幸於、和久田正明 |
第3シリーズ | 1988年1月 – 1990年9月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、浅茅陽子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
第4シリーズ | 1991年4月 – 1992年2月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、浅茅陽子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
第5シリーズ | 1993年4月 – 1994年3月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、浅茅陽子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
第6シリーズ | 1994年10月 – 1995年9月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、坂口良子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
第7シリーズ | 1996年7月 – 1997年3月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、坂口良子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
第8シリーズ | 1997年7月 – 1998年3月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、坂口良子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
第9シリーズ | 1998年11月 – 1999年9月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、坂口良子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
第10シリーズ | 2000年2月 – 2000年12月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、坂口良子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
第11シリーズ | 2001年7月 – 2002年4月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、坂口良子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
第12シリーズ | 2002年7月 – 2002年9月 | 松平健 | 北島三郎(辰五郎)、坂口良子(おさい)、横内正(大岡忠相)、船越英二(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、長谷部安春 | 稲葉一広、和久田正明 |
スペシャル版 | 2003年 – 2008年 | 松平健 | 堺正章(辰五郎)、岡本麗(おさい)、大和田伸也(大岡忠相)、伊東四朗(加納五郎左衛門) | 荒井岱志、三池崇史 | 大森美香 |
主演は全シリーズを通じて松平健さんが徳川吉宗役を務めています。
レギュラーのキャストはシリーズごとに少しずつ変更があります。
「め組」の「辰五郎」役は、初期シリーズでは北島三郎さんが演じ、スペシャル版では堺正章さんが担当していますね。新シリーズではどうなるのか気になるところです。
監督についてはほとんどのシリーズで荒井岱志さんと長谷部安春さんが務めていますが、スペシャル版では三池崇史さんが監督を担当した作品もあります。
脚本家は津田幸於さん、和久田正明さん、稲葉一広さんなどがシリーズを通じて手掛けていますが、スペシャル版では大森美香さんが脚本を担当した作品もあります。
2.暴れん坊将軍シリーズの歴代オープニングまとめ
暴れん坊将軍のオープニングといえば「毎回同じなのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、じつは少しずつ違うんです。
歴代オープニングの違い
それでは歴代オープニングについてまとめていきますのでご覧ください。
歴代オープニングの違い
シリーズ | 主題歌/音楽 | 演出の特徴 | 映像の変化 | その他のポイント |
---|---|---|---|---|
第1シリーズ | オープニングテーマ「暴れん坊将軍のテーマ」(菊池俊輔作曲) | 吉宗が馬に乗り江戸の町を駆け抜ける場面 | モノクロ風の映像が特徴 | オープニング後に時代劇らしい題字が登場。 |
第2シリーズ | 同上 | 刀を抜く吉宗と共にレギュラー陣の紹介 | カラフルな衣装でのキャスト紹介 | テーマ曲にアレンジが加わり、スケール感が増す。 |
第3シリーズ | 同上 | 新キャストを交えた群像劇風の演出 | 野外ロケーションが増加 | 吉宗が剣を振るうシーンがスローモーションで描かれる。 |
第4シリーズ | 同上 | 吉宗の人間味を強調するカットが挿入 | 江戸城や庭園でのシーンが追加 | 演奏にストリングスを加え、荘厳な雰囲気を演出。 |
第5シリーズ | 新アレンジ版「暴れん坊将軍のテーマ」 | 力強い剣技シーンが中心 | 夜の江戸を背景にした暗い演出が特徴 | 画面全体がシネマスコープ風の構図で作られる。 |
第6シリーズ | 同上 | 吉宗と町人の交流シーンが増加 | 人情味溢れる場面を採用 | 初めて女性キャラクターがクローズアップされる。 |
第7シリーズ | 同上 | 歴史背景を感じさせる演出が強調される | 時代考証を反映したセットを多用 | 時代背景に合わせ、色調が落ち着いたものに変更。 |
第8シリーズ | 同上 | アクション重視のシーンが復活 | 吉宗が馬を駆け抜けるシーンが再登場 | 最新技術を使った映像効果が盛り込まれる。 |
第9シリーズ | 同上 | 剣技と政治的シーンのバランスを意識 | 重要なキャラクターが映像内で紹介される | 「吉宗の影と光」をテーマにした演出が特徴的。 |
第10シリーズ | 新アレンジ版 | 若手キャストを前面に押し出した構成 | 江戸の風景がCGで再現される | 主題歌にコーラスが加わり、現代風にアレンジ。 |
スペシャル版 | オリジナルテーマを再録音 | 映画的な演出を強調 | 豪華なロケーションが採用 | 「暴れん坊将軍」のタイトルが大きく表示される。 |
オープニングの進化と共通点
それではオープニングの進化と共通点についてまとめていきます。
- 音楽の進化:
- 菊池俊輔氏の作曲による「暴れん坊将軍のテーマ」が基本で、シリーズごとにアレンジが加えられています。
- シネマティックな演奏や現代的なアレンジも試みられましたが、基本的なメロディラインは維持されています。
- 映像演出:
- 初期は剣劇と吉宗の馬上シーンが中心でしたが、中期以降はドラマ性やキャスト紹介が強化されました。
- 後期にはCGや特殊効果が取り入れられ、視覚的に豪華な演出へ進化しました。
- 背景やテーマ:
- シリーズが進むにつれ、江戸の街並みや自然が映像に反映され、リアリティが増しています。
- 特に第6シリーズ以降では町人との交流や人情を感じさせるカットが挿入されました。
少しずつ少しずつ進化しているんです。新シリーズではどのような進化がみられるのか、楽しみですね!
3.暴れん坊将軍シリーズのお庭番まとめ
暴れん坊将軍シリーズのお庭番はじつは若い視聴者にとても人気のキャラクター。
「お庭番って何?」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、御庭番(おにわばん)は、江戸時代の第8代将軍・徳川吉宗が設けた幕府の役職なのです。
将軍から直接の命令を受けて秘密裡に諜報活動を行った隠密を指したもの。
たしかにかっこいい印象がありますね。
それでは暴れん坊将軍のシリーズに登場するお庭番についてまとめていきます。
『暴れん坊将軍』シリーズの御庭番
シリーズ | 放送期間 | 男性御庭番 | 演者 | 女性御庭番 | 演者 |
---|---|---|---|---|---|
第1シリーズ | 1978年 – 1982年 | 大月半蔵 | 和崎俊哉 | おその | 夏樹陽子 |
第2シリーズ | 1983年 – 1987年 | 木葉才蔵 | 荒木しげる | さぎり | 朝加真由美 |
第3シリーズ | 1988年 – 1990年 | 左源太 | 三ツ木清隆 | 疾風 | 菅野玲子 |
第4シリーズ | 1991年 – 1992年 | 才三 | 五代高之 | 梢 | 高島礼子 |
第5シリーズ | 1993年 – 1994年 | 才三 | 五代高之 | 茜 | 入江麻友子 |
第6シリーズ | 1994年 – 1995年 | 速水左平次 | 若松俊秀 | 小雪 | 安藤晃子 |
第7シリーズ | 1996年 – 1997年 | 桐原佐助 | 池谷太郎 | 小雪 | 安藤晃子 |
第8シリーズ | 1997年 – 1998年 | 十文字隼人 | 大森貴人 | あやめ | 大竹一重 |
第9シリーズ | 1998年 – 1999年 | 十文字隼人 | 大森貴人 | 皐月 | 東風平千香 |
- 男性御庭番:
剣術に秀でたキャラクターが多く、敵との直接対決で活躍します。
例えば、第3シリーズの左源太(三ツ木清隆)は、若さあふれる熱血キャラクターとして人気を博しました。 - 女性御庭番:
美しさや頭脳を武器にする一方、戦闘では男性に引けを取らない強さも見せます。
第4シリーズの梢(高島礼子)は、格闘や諜報活動の両面で活躍し、視聴者に強い印象を残しました。
その後のシリーズには登場しないお庭番。新シリーズではどうなるのか、気になりますね。
まとめ
『暴れん坊将軍』は、1978年の放送開始から30年以上にわたり、日本の時代劇の象徴的存在として愛されてきました。
その魅力は、松平健さん演じる徳川吉宗の豪快なキャラクターと「勧善懲悪」という普遍的なテーマにあります。
シリーズごとにキャストや演出、物語のスタイルに変化を加えることで、新鮮さを失わず、多くの視聴者を引きつけ続けました。
特に、男女ペアで活躍する御庭番や、時代背景に即した人間ドラマの導入は、物語に奥行きを与える重要な要素となりました。
また、菊池俊輔氏作曲のテーマ音楽は、全シリーズを通じて作品の世界観を象徴する存在として視聴者に強く印象づけられています。
『暴れん坊将軍』は、時代劇としての伝統を守りながらも、監督や脚本家がそれぞれの個性で物語に新たな息吹を吹き込み、多様な魅力を生み出してきました。
2025年に公開される新作がどのような作品に仕上がるのか、今からとても楽しみです。